ひよこ音楽舎の絹井です。
ピアノの音色は演奏者によって全く違う音が出るといわれます。
先日のマルタ・アルゲリッチ特別公演で
角野隼人さんとアルゲリッチのピアノの音が全然違っていました。
ピアノ協奏曲が終わる度毎に舞台でピアノを調律していたので
そのせいもあって違いがあるのかと思っていたのですが。
その時の調律ではいっさい響きをかえることはしていない、
全く別の楽器のように聴こえたのは
そのソリストの実力、とオーケストラの方から聞きました。
音色を様々に変化させて長大な作品を進めていき
最後は圧倒的な音量を響かせて壮大に閉じる、
その中で自分の音を伝えていた演奏だったんですね。



