講師プロフィール

ご挨拶

子どもの頃、他の教室でピアノを習っていた友人が、レッスンでは好きな楽曲を選んで弾いている、と聞いて驚いたことがあります。
当時私は、レッスンで、先生に指定された曲しか弾くことができなかったからです。

目的に合わせて取り組むべき曲が違うことは当たり前ですが、子どもごころにその友人が羨ましかったことを覚えています。
しかし私は今、指導者の立場となり、生徒さんには、弾きたい曲と合わせて、それぞれのレベルに応じて指定した曲を練習していただいています。
なぜなら、レベルアップのためだけでなく、当時私が先生から教えていただいた教本の中に「お気に入り」となる曲がたくさんあったからです。
これは、私に限った話ではないようで、生徒さんも不思議と皆、全くの初見の教本から「お気に入り」の曲に出会われています。

教本が一冊終わった際に、どの曲が気に入ったか尋ねると、教本の半分以上の曲を挙げられることもよくあり、それは教本の難易度やジャンルに関係しません。
一度気に入った曲は、その生徒さんのレパートリーとなり、その後の人生に彩りを加えるでしょう。

私と一緒に、まだ知らないお気に入りを探しませんか？