ひよこ音楽舎の絹井です。
ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」を聴きに行ってきました。
ピアノはショパンコンクールでは2次審査まで進出された沢田蒼梧さんでした。
若いピアノストの溌剌として早いタッチと正確な音に聴き惚れました。
第一楽章が終わった時に拍手が起きるというハプニングがあったのですが、
沢田さんと指揮の現田茂夫先生が思わず笑って客席にお礼のお辞儀をされたのは
気分がとても和みました。
第2楽章は旋律が繊細な弱音から始まるので気持ちの立て直しが難しかったと思いますが
透き通るような音が響いてきました。
ゆっくり終わる第2楽章から速いテンポの第3楽章は続けて演奏されるのですが、
間髪を入れずに颯爽とピアノが弾き出すタイミングに指揮がピッタリと合っていて、
今日の指揮とソリストは息が合ってる!と感じて、より心地よく聴けました。
3年前に同じ会場で同じ作曲者の別の協奏曲を藤田真央さんのピアノで聴いた時の衝撃が
いっしょに頭に浮かんでいて、贅沢な聴き比べだなぁ〜と至福の気分です。
藤田真央さんにはその後も第2、第3の衝撃(エヴァンゲリオンでいうところの
セカンドインパクト的な😁)を受け続けていますが。