ひよこ音楽舎の絹井です。
ユーチューバーのCateenとしても有名な
角野隼斗さんのピアノ協奏曲を聞きに行ってきました。
フェニックスホールが満席で開演前から演奏への期待感の高さがわかります。
角野さんの演目はショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第1番でした。
この曲は作品中に他の作曲者の有名な曲がパロディのように現れるユニークさを持っています。
冒頭にはベートーヴェンのピアノソナタ「熱情」のモチーフが使われ、
第3楽章にハイドンのソナタが出てきます。
このハイドンのピアノソナタは私が中学の時に習った曲で、
60曲以上あるソナタの中からこれを選んで取り入れたショスタコーヴィチに
勝手に親近感を覚えました😁
この曲はピアノとトランペットがかけ合いながら進んでいくのですが、
角野さんのピアノに対してピタッと寄り添う児玉隼人さんのトランペットにも
若き才能溢れてる!と聴き惚れていました。
児玉隼人さん、16歳!
アンコールで角野さんがカプースチンの「プレリュード」を、
お二人ではグノーの「アヴェ マリア」を披露されましたが
この時は演奏会というよりもまるでライヴ会場のようでした。
ただ、これほどの公演が行われる広島に演奏専用のホールがないのは本当に残念です。