ひよこ音楽舎の絹井です。
下瀬美術館で開催中の企画展「四谷シモンと金子國義−あどけない誘惑」を鑑賞してきました。
以前から四谷シモンの人形をたくさん見たいと思っていたので、とても楽しかったです。
美しい建物の中に造られたゆったりとした空間に、人形や絵画に描かれた人物たちが
佇んでいるという異世界を訪れた気分になりました。
作品や作者の人物像の解説に出てくる細かいディティールを
(やや古い時代の)マンガオタクの私はいつものようにワクワクして読み耽ってしまいました。
1970年代頃から舞台で女形を演じたり人形を作ったりと
当時の男性としては勇気ある生き方だっただろうな、と思ったら「渡航のためにパスポートを
取得しようと戸籍謄本を取り寄せた時に父の死を知った」との文章がありました。
今よりももっと自由に生きることへの代償が大きい時代であったことがわかります。
敷地内にフレンチレストランがあるのですが、伺った日は「予約のみ」のため
残念ながらいただけませんでした。
とっても高級なフレンチなので、しっかりいろいろ準備してからまた行きたいと思います。